動脈硬化によって引き起こされる病気について
動脈硬化について
動脈硬化も立派な病気の一つです。
動脈は、体のすみずみまで酸素や栄養素を運ぶという重要な働きをしています。これが年齢の老化やコレステロールの増加により、弾力性が失われ硬くなったり、血管が狭くなったりするなどして血液が上手く流れなってしまいます。こうして血液の流れが滞ってしまう状態を動脈硬化と呼びます。
動脈硬化という病気は、さらなる恐ろしい病気を引き起こしてしまうこともあります。そこで動脈硬化によって引き起こされる病気について押さえておきましょう。
動脈硬化によって引き起こされる病気とは
眼底出血
目の毛細血管で動脈硬化が起こることで、眼底出血を発症することもあります。
眼球の奥に瞳から入った光が突き当たる眼底と呼ばれる部分があり、そこが出血してしまう病気です。目がかすんだり、物が歪んで見えたり、黒い小さな虫が目の前を飛んでいるように見える飛蚊症などの症状が起こります。放っておくと重度の視力障害になる危険がありますので、疑わしい場合はすぐに病院へ行くようにしましょう。
脳卒中
脳の血管で動脈硬化が進み、血液が上手く流れないことで脳出血を起こしたり、脳の一部が死んでしまう脳梗塞という病気を起こしてしまったりすることもあります。これらは脳卒中の一つで、最近増加傾向にある病気です。手足の麻痺や言語障害の症状が起こったり、酷いときには寝たきりになってしまったりということもあります。
狭心症・心筋梗塞
冠動脈と呼ばれる心臓に酸素や栄養素を運んでいる血液に動脈硬化が起こると、心臓の血液量が減り、運動時に感じるような胸の痛みや息苦しさの症状が出ます。これが狭心症です。また動脈硬化により血液の流れが止まり、心臓の細胞に血液が行き渡らず、細胞が死んでしまうことを心筋梗塞と呼びます。激しい胸の痛み、冷や汗、吐き気などの症状を引き起こします。
これら病気を防ぐためにも、動脈硬化予防に努めましょう。そして眼底出血予防、脳卒中予防、心筋梗塞予防や心不全予防につなげて下さい。
用賀付近にお住まいで動脈硬化治療が必要となった場合は、当クリニックへ足をお運び下さい。
循環器内科にて診療させて頂きます。
他にも当クリニックの循環器内科にて、不整脈や高血圧、下肢動脈閉塞症などの治療も致しますので、どうぞご利用下さい。